費用の捻出方法

残された家族にとって、故人の葬儀は決して楽ではありません。精神的にも苦労しますが、何より経済的損失が頭を悩ませます。葬儀の費用をどのようにして捻出すべきかについて、葬儀業者が口を差し挟むのはおかしいと思われるかもしれませんが、実は多くの業者は経済面のアドバイスも積極的に提供しています。業者としても様々な階級の客と付き合ってきた経験がありますから、慣れた相談なのです。筆者が出会った喪主の中にも色々な方がいらっしゃいました。一番スムーズに相談を進めることが出来たケースは、やはり故人がそれなりのお金を残して亡くなった例です。喪主は配偶者や長男が務めることが多いですから、家の貯金や保険が潤沢であれば、それを葬儀費用に充てることができます。また故人が土地や家を残してくれた場合も葬儀の計画が立てやすくなります。ただこうしたケースは最近ではむしろ少数派になっているかもしれません。というのも、近年は高齢化が進み、延命や治療で貯金が底をつくケースも少なくないからです。そのようなケースでは、故人の貯金を当てにすることはできません。残された家族自身が何とか葬儀費用を捻出する他ないのです。ただ故人が高齢であればあるほど、葬儀費用を抑えやすくなるのも事実です。何故なら高齢の故人の友人、知人も既に鬼籍に入っている可能性が高く、葬儀を執り行っても会葬者が集まらないからです。会葬者がいなければ直葬や家族葬を選択することが出来ますから、葬儀費用を大幅に抑えることが可能です。具体的にどのような葬儀にするのかは葬儀業者とよく相談した上で決めることが出来ます。その際、菩提寺の協力を仰ぐことも可能です。例えば直葬した後、法要を依頼することも出来るのです。菩提寺も時代の変化を感じているため、今では嫌な顔一つせずに請け負ってくれます。

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