街中の霊柩車

霊柩車は葬儀業者にとって見慣れたアイテムですが、街中で見かける人は驚いて目を止めることもあるでしょう。特に宮型の霊柩車は派手ですから、霊柩車に興味のない人でもまじまじと見つめてしまうものです。子どもはともかく、大人は霊柩車の意味を知っていますから、霊柩車が近くを通ると道を譲ったりしますが、最近はこうした行為が減少していると聞きます。実はその原因はマナー違反が増えているからではなく、霊柩車の外装が変化しているからです。昔の霊柩車は宮型が主流で、一目で霊柩車だと分かりましたが、最近は洋型が主流となっており、周りのドライバーもすぐには霊柩車だと気付かなくなっているのです。霊柩車はのろのろと走るため、周囲の協力が必要になります。火葬場までの距離が長ければ、霊柩車を運転するスタッフも大変な思いをしなければなりません。葬儀業者としては市井の人々の協力を請うものです。ところで霊柩車の宮型があれほど派手であるのは何故でしょうか。不思議に思われるかもしれませんが、きちんとした理由があります。日本では昔から、故人は神仏になると考えられてきました。ですから遺体を積んだ霊柩車は神様を運んでいるのと同義で、それが影響して車の上に神輿のようなものが置かれているのです。

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